キッチンカーで飲食店を始める時の許可や費用など
数年前からのコロナ禍。店舗にいくことなくササっと購入出来て青空の下で食べる。サラリーマンやOLなどお昼は毎回キッチンカー、という人も多くなってきました。
しかしキッチンカーも飲食店です。保健所の許可をきちんととらなければ当然営業できませんし、衛生上問題行為と認められれば許可取り消し、なんてことは日常茶飯事です。
ここではキッチンカーを開業するにあたって要点や、許可やメリットについて書こうと思います。
キッチンカー開業のメリットとは?
2015年ごろから右肩上がりに伸びているキッチンカー。コロナ禍になってこの業界に踏み込んだ方、もともと店舗型で飲食店をやっていて新たな事業として参入した方々など、これからもどんどんキッチンカー事業をする企業や個人事業主様は増えるのではないでしょうか。
初期費用を抑えれて家賃がいらない
なんといってもこれですよね。店舗型なら内装にこだわったり、椅子やテーブルなど快適な空間に費用をかけることが多いですが、キッチンカーならユニフォーム・エプロンや外装(ラッピング)そしてお客様に提供する材料が主かと思います。
そして車や屋台を使って商売するため、家賃という高額な固定費を抑えることができます。移動車やガソリン代、場所代に駐車場代等はかかってきますが、やはり家賃ほどはかからないかと思います。
ターゲット様にこちらから出向ける
キッチンカーも飲食業。ということは立地条件がとても大切だということは言うまでもありません。当然キッチンカーも同じことと思います。店舗型なら立地で失敗した、と思ってもその店舗でどうにか利益を上げていかなければなりませんが、キッチンカーなら失敗を教訓としてどんどん立地を選べれるわけです。つまりお客様のいる場所=立地がいい所にこちらから出向ける、出向けるということはお客様との距離をぐっと縮められる。これは最大のメリットではないでしょうか。
人件費を抑えられる
基本的には、繁忙日以外は店主の方が一人で販売を行っている事業主様が多いイメージです。新たに雇うとなっても楽しそうでやってみたい、など価値観の合うアルバイトなどが多いため比較的安い賃金で雇っている所も多いのではないでしょうか。
キッチンカー仲間がすぐできる
キッチンカーを事業としてしている者どうし、同じ価値観の人はとても多いです。一人でできる・自分の考えたメニューをそのまま提供できる・労働時間を自分で選べる等でしょうか。自由人や挑戦する意欲のある人、行動力のある人等現場でどんどん増えていくことでしょう。
キッチンカーに必要な資金や開業のこと
いうまでもなく、固定店舗の開業資金に比べると約1/3~1/5といった比較的少額で開業できるわけです。よってキッチンカーの開業資金の相場は、250万円~600万円と言われています。…?少額とはいえけっこう開きがありように思いますよね。
保健所で許可を取らなければならない
冒頭でもふれましたが、キッチンカーの開業許可は保健所でとることになります。準備も何もしないまま行っても許可はもらえないことは多いです。なぜかというと、食中毒を出させないためが大きな理由かと思います。もちろん店舗型でも同じことが言えます。
確認事項や保健所がどのような点をチェックするのか、はしっかり把握しておきましょう。
飲食業ですので保健所の指導のもと開業準備を進めなくてはならないため、資金を抑えるため中古のキッチンカーを買ったはいいが、保健所から改造するよう指導を受けた、ということもあるそうですのでしっかり確認が必要かと思います。
都道府県ごとに許可が必要
許可申請というのは費用がそれなりにかかります。多くの方は同じ都道府県で営業しているかと思いますが、これを県をまたいでとなるとその分許可が必要になり費用がかさむことになります。
どの地域の保健所管轄でキッチンカーを出店するのかをあらかじめ決めておくことを強くおすすめいたします。出店場所を決めてからキッチンカーの製造やレンタルを検討しましょう。
さらに、保健所ごとに許可基準はけっこう違ったりします。なおかつ厳しい。チェックする項目や条件、キッチンカーの設備だったり仕込みの場所だったり…「食中毒を出さないため」となると当然のような気もします。
また、はじめてキッチンカーの営業許可をもらう方の場合は、二回目以降に比べてけっこう厳しくチェック・検討してきます。いろんなチェック項目の中でもキッチンカーの内装・外装には目を光らせているとよく聞きます。
つまり、保健所の許可をもらうようにキッチンカーを製造していかないとスムーズに事業を開始できません。
当所にお任せ頂ければ迅速に保健所へアプローチし、安心してキッチンカーを出店できるように尽力致しますのでご検討をお願い申し上げます。
最後まで読んで頂きありがとうありがとうございました。